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長尾 和宏
元長尾クリニック名誉院長/医学博士
全患者・全医師必読の認知症医療の革命書
認知症は従来の薬物療法では良くなるどころか悪化するだけだ。認知症になった原因を多角的に分析して、食事や運動などの生活習慣とサプリなどを組み合わせた社会的処方によってのみ改善する。原因が多様なので残念ながら「これをすれば必ず治る」という単純な解決策は存在せず、個別的かつ戦略的なアプローチかしか効果がない。
リコード法の提唱者であるブレデセン博士が、7人の患者さんの物語と100年以上の膨大な科学的成果の融合を試みた渾身の作品。本書は認知症医療の革命書だ。リコード法を患者だけでなく医療関係者が知り実践することで認知症はみるみる良くなる。68歳の私自身も肝に銘じて実践し続けたい。
本間 龍介
スクエアクリニック副院長/医学博士
「治らない」から
「どうすれば回復するか」に変わる一冊
本書はアルツハイマー病を「単一原因で治す」という幻想を完全に壊してくれる一冊である。感染、炎症、栄養、解毒といった多因子を統合し個別に介入するという考え方は、私が副腎疲労や発達障害外来で日々感じている臨床の実感そのものだ 。従来医療が“効かない薬”に固執している間に、現場では患者さんの体調は確実に変化している。重要なのはエビデンスを待つことではなく、目の前の患者さんの苦しみと向き合うことだ。本書は「治らない」を前提とする医療から、「どうすれば回復するか」を考える医療への転換を強く迫っている。